Tokyo / 夢の背中

1991/03/21発売 フォーライフ

「Tokyo」

川原さんとピアノで遊んでいるとき、「ビートルズの、『Till There Was You』なんて曲をちょっと弾いて」とか言ってて、だいたいは「Till There Was You」のコードっぽいやつなんですけど、川原さんなりの工夫というのが何かあるらしいんだけど、本人の弁によると。これは全然最初歌詞がなかった曲ですけど、“Tokyo”ってひとつコンセプトがはっきりすると、歌詞は作れるんです。安易系の曲ですけどね。

「夢の背中」

野田秀樹さんから「芝居で使う曲を」ってことで依頼あったんですけど、最初に詞を見たときは、「クワーッ、エライことになったなぁ」って思って。でも、これはデモ・テープの時の方ができがよかった気がするね。「なんか音が薄いなぁ」ってやってるうちにだんだんシリアスになって本気になっちゃって、それがデモ・テープよりよくなかった気がする。野田さんも「そうですか。こうなったんですかぁ.....」みたいにがっかりしてね。


結詞 / 野イチゴ

1992/10/21発売 フォーライフ

「野イチゴ」

普通「野イチゴ」何てタイトルだと、曲を聴いた後の印象として、野イチゴじゃない“何か”を出さないといけないんだけど、これ、野イチゴのままで終わってるんだよね。


5月の別れ / Be-Pop Juggler

1993/03/19発売 フォーライフ

「五月の別れ」

「五月の別れ」なんか十年近く前の(曲)じゃないかな。そのときは詞がつけられなかった。


Make-up Shadow / プレゼント

1993/07/21発売 フォーライフ

「Make-up Shadow」

「Make-up Shadow」は、佐藤準のスタジオに遊びに行ったら、彼がアイドルに曲を用意していたんです。ぼんやり待ってる間にメロディーが聴こえてくるので、あらかた作詞して、見せてみた。「アイドルより、もうちょっと歳とった怪しげな女性がいいんじゃない? いや、むりやりボクの歌詞を売りつけるわけじゃなく、だめだったら遠慮なく他の人に依頼してくれたらいいけど、まあ、いちおう、できてるわけだから」って(笑)。でも、女性歌手がなかなか探せなくて、そのうち自分のアルバムに入れたらどうだろうと。そんなこんなで、デモ・テープを聴かせると、「この曲がいい」という声が多くて、『素晴らしきかな人生』の主題歌になりました(笑)。

おかげさまで「Make-up Shadow」がヒットして、ホントに嬉しいんです。この嬉しさを、どのように噛み殺すのかが大変なくらいです(笑)。ちょうど同じ時期に、松任谷(由美)さんやサザンもドラマの主題歌担当して、それでいろいろと比較されましたけど、僕にとってこれらの人達って、へんな言い方だけど“雲の上”みたいなところがある。だからそうした人達と同じレースができただけで僕は満足だと、所属レコードの社長にもいいました(笑)。でも、不思議なことにこの三曲、マイナー調でテンポもほぼ同じ。実は事前に三者で打ち合わせたんだ、という冗談が、しばらく流行ったんです。本当のところは偶然ですけど。